トニー滝谷
昨日べべと「トニー滝谷」 という映画を観て来ました
(仏語タイトルはTONYだったような‥)
今までパリで行った映画館の中で一番小さく古い映画館へ‥
日本に居た頃は洋画ばかり観ていましたが、こっちに来てからというものベベの影響で邦画ばかり観ています。それも日本では絶対に観ないようなマイナーで人気のなさそうな映画ばかり‥
ってマイナーな映画しか上映しないからしかし、今までパリで観た邦画は素敵な物ばかりパリにいるからそう感じるだけでしょうか?それともきっと本当は素敵な映画なのに、その良さを知らないだけだったのか‥?
これは村上春樹が10年以上も前に発表した短編小説「レキシントンの幽霊」 に収容されており、誰もが持っている”孤独"をテーマにしたもの。日本では2004年に上映されたものだそうです。
映画自体はとてもシンプルなのですが、奥深く、主役を演じるイッセー尾方の地味さがまた良かった。宮沢りえは相変わらずキレイだったどうでもいいけど、宮沢りえの声ってどうしてこんなに心地良いのでしょう?
卒論で取り上げた「星の王子さま」でも"孤独"について考え、パリに来てからは特に"孤独"を感じることが多いので、一昨年から"孤独"は私のテーマのようなものになっていた(爆)
もちろんすぐ傍に大好きなベベがいて、学校の友達もいて、今の生活はとても幸せなのです でも一人でメトロに乗ったり、街を歩いたりしている時、ふとした瞬間に「人間って結局は1人、孤独なんだよなぁ‥」なんて突如思うんです。
"孤独"ってきっと人間の心の中に必ず存在するものなのだろう‥
そんなことからこの映画、妙に共感できました。
そして、昨日から今もなおイッセー尾方に頭の中を支配されています
気になる方は、是非映画、DVD、単行本でご覧下さい
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